大人のサンわく学 平成29年度
大人のサンわく学 ~弘法大師ゆかりの地を訪ねてin京都~
去る、11月27日(月)大人のサンわく学研修を実施しました。今年度は、お大師様とゆかりのお寺が多い京都へ行きました。バスでの移動中高野山大学名誉教授 山陰加春夫先生に参拝する寺院について解り易く説明して頂きました。
初めにお大師様が作ったと言われている「腹帯地蔵」が安置されている京都最古の寺院の広隆寺(こうりゅうじ)を訪ねました。国宝第一号の「弥勒菩薩半跏思惟像(みろくぼさつはんかしいぞう)」を拝観し参加者の皆さんは微笑んだ表情に大変魅了されていました。
次はお大師様の坐像を安置している仁和寺(にんなじ)です。寺院のご配慮で、僧侶の方に御殿内の宸殿(しんでん)で寺院の歴史などお話して頂き、皆さん熱心に耳を傾けていました。宸殿の中も案内して頂き、王朝時代の美しい螺鈿細工(らでんざいく)、鮮やかな襖絵(ふすまえ)を見学し、又宸殿の前面に広がる庭園は大変優雅で古い歴史と格式を感じられました。
最後は、金閣寺(きんかくじ)(鹿苑寺(ろくおんじ))です。お大師様が作られたといわれる秘仏の石不動明王(いしふどうみょうおう)が不動堂に祀(まつ)られています。公民館運営審議委員会 東山会長のご配慮で特別拝観することが出来ました。漆塗りに金箔を張った豪華な造りの舎利殿(しゃりでん)、杮葺(こけらぶき)の屋根の上には鳳凰(ほうおう)が輝いていました。鏡湖池(きょうこち)に風雅な姿を映し出している「さかさ金閣」を運よく見ることが出来ました。参加者の皆さんは、金閣寺の美しさにとても感激し雅な時間を過ごしました。たくさんの国宝、文化財にふれ有意義な研修となりました。