診療所のご案内
施設の概要
位置 |
和歌山県伊都郡高野町大字高野山631番地 |
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診療科目 | 内科、外科、眼科、小児科 院内標榜: 総合診療科(内科、外科、小児科) |
病床数 | 2床(平成28年6月24日~) |
建築年月日 | 昭和41年10月3日 |
構造 | 鉄筋コンクリート2階建
1.本館延面積 1789.66㎡ 2.別館延面積 225.50㎡ |
沿革
第二次世界大戦の末期、大阪帝国大学医学専門部生徒が高野山に疎開することになり臨床実習の場を求めていたのと、高野山金剛峯寺に於いて病院設立計画がなされていたため、両者の間で話がまとまり高野山厚生病院として診療を開始したのが高野山病院の始まりである。
開院は昭和20年9月5日であり、医療機械器具や資材などの大部分については、当時高野山に駐屯していた海軍航空隊の医務課使用のものが戦争終結のため、医学専門部に移管されたのでこれを使用した。その後、国保制度の充実とともに町直営の診療施設設置の声が起こり、昭和27年4月1日金剛峯寺より高野町へ委譲され高野町厚生病院となった。
昭和41年病院を改築し同年6月28日高野町立高野山病院と名称を変更した。
平成24年4月1日高野町立高野山総合診療所に名称及び診療体系を変更した。
基本理念と方針
基本理念
町民から信頼され、安心して受診できる診療所とするため、次のとおり基本理念を定める
- 医療従事者としての自覚と責任を持って、地域医療を提供します
- 患者さんと心のふれあいのある医療を提供します
- 常に医療技術、知識の向上に努め、質の高い医療を提供します。
基本方針
1.へき地第一線診療所として地域住民の健康増進に寄与
・人間ドック、各種健診を推進し、疾病の早期発見、早期治療に努める
・インフォームドコンセントの充実
・医療関係者をはじめとするマンパワーの充実
・施設、医療機器の整備、充実
・町保健行政との連携を密にし、疾病予防等の保健行政への参画
・福祉関係機関との連携
・救急医療の充実
2.観光地における救急医療の確立
・観光客の急性疾患に対する初期医療の充実
・後方医療機関との連携
名誉院長あいさつ
高野山は標高約850mの山上に位置し、西暦816年、弘法大師(空海)により開創された約1200年の歴史を有する真言宗の聖地で、平成16年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されました。
当診療所の特徴は「地域医療」と「観光地医療」です。地域における第1線医療機関として住民の健康増進に寄与するとともに、年間百数十万人訪れます観光客の急性疾患に対応しています。
昭和27年4月1日より町立病院として60年間運営されてきましたが、平成24年4月1日より高野町立高野山総合診療所と診療形態を変更致しました。私は昭和55年4月より32年間病院に勤務、延べ入院患者数は7,168名で、多分野にわたる数多くの疾患を経験させて頂きました。消化器疾患を中心に手術可能な時期もありましたが、マンパワーの確保が困難となり、平成18年以後は手術に対応できなくなりました。また入院患者数も昭和58年の1日平均42人をピークに減少を続け、平成23年には9人となり入院機能の維持は困難と判断、住民の皆様に今後安定、継続した医療を提供していくためには、診療形態を診療所にと選択致しました。
外来部門は今までと変わりございません。入院が必要な場合は、医療機関を紹介、また通院困難な方につきましては、定期的な訪問診療、訪問看護にて対応させて頂きます。診療形態が「病院」から「診療所」に変更しましたが、地域住民の方々が医療に不安をおぼえることなく生活できるよう、またこれからも多くの観光客の方が安心して当地を訪問できるよう、さらに医療体制の充実に努めていきたいと考えています。
高野町立高野山総合診療所 名誉院長 廣内 幸雄
医師の紹介
常勤医師
■院長 田中 瑛一朗(たなか えいいちろう)
- 平成23年3月 自治医科大学医学部卒業
- 平成23年4月 山口県立総合医療センター臨床研修医
- 平成25年4月 岩国市立本郷診療所
- 平成26年4月 萩市国民健康保険須佐診療センター
- 平成27年4月 下関市立豊田中央病院 内科
- 平成28年4月 日本赤十字社和歌山医療センター 呼吸器内科
- 平成29年4月 高野町立高野山総合診療所 総合診療科
- 平成31年1月 高野町立高野山総合診療所副院長
- 平成31年4月 高野町立高野山総合診療所院長代理
- 令和3年4月 高野町立高野山総合診療所院長
■名誉院長 廣内 幸雄(ひろうち ゆきお)
- 昭和53年3月 自治医科大学医学部卒業
- 昭和53年4月 和歌山県立医科大学臨床研修医
- 昭和55年4月 高野町立高野山病院
- 昭和58年4月 和歌山県立医科大学紀北分院内科
- 昭和59年6月 自治医科大学消化器内科
- 昭和59年10月 和歌山県立医科大学紀北分院内科
- 昭和60年4月 高野町立高野山病院
- 昭和61年4月 高野町立高野山病院院長心得
- 昭和62年4月 高野町立高野山病院院長
- 平成24年4月 高野町立高野山総合診療所院長
- 平成31年4月 高野町立高野山総合診療所名誉院長
■医 師 福井 亜理沙(ふくい ありさ)
- 平成30年3月 自治医科大学医学部卒業
- 平成30年4月 徳島市中央病院臨床研修医
- 令和2年4月 徳島県立海部病院 内科
- 令和4年4月 和歌山県立医科大学 小児科
- 令和6年4月 高野町立高野山総合診療所 総合診療科
非常勤医師
整形外科(橋本市民病院からの応援医師)
■医師 峰 巨
■医師 谷上 正純
眼科(橋本市民病院・和歌山県立医科大学付属病院紀北分院からの応援医師)
■医師 金 桂 洙
■医師 山本 智佳
総合内科(橋本市民病院からの応援医師)
■医師 堀谷 亮介
■医師 青木 達也
■医師 平山 陽士
■医師 有吉 彰子
■医師 渡邉 航大
脳神経内科・内科(和歌山県立医科大学付属病院紀北分院)
■医師 廣西 昌也
小児科(たいようファミリークリニック)
■医師 古宮 圭