ツキノワグマの出没に注意して下さい!
全国でクマ(ツキノワグマ)による人身被害が多発しています。
他県では、ツキノワグマによるものと思われる死亡事故が連続して発生しており、町内でもツキノワグマの目撃情報が寄せられています。
ハイキング等で山林に入る際は、ツキノワグマの注意が必要です。
- 相手が野生動物である以上、絶対に安全を確保できる方法はありませんが、一般論として言われている内容を示しますので参考にして下さい。
- 和歌山県に生息するツキノワグマは、紀伊半島の地域個体群として絶滅のおそれのある希少動物に指定され、狩猟を禁止しています。
クマ(ツキノワグマ)はこんな動物
1.聴覚と臭覚が非常に敏感で、遠く離れた人間の足音を察知したり、人間の気配も嗅いで識別できます。
2.基本的に憶病な動物で、わざわざ人間を襲いに来ることはありませんが、突然鉢合わせた場合に危険です。
3.子連れの親グマはとても危険です。小クマを見かけても近寄ってはいけません。
4.行動は鈍そうですが、人間より速く走ることもできます。
5.木の実や柿等の果実、蟻や蜂、動物等を食べますが、甘い物や魚が大好物。
クマに遭わないためには
1.出没情報が寄せられてた箇所へはできるだけ近づかないようにして下さい。
2.クマは夜間や早朝の薄暗い時間帯によく行動しますので、その時間帯に外出される場合は、特に注意して下さい。
3.できるだけ単独行動は避けるとともに、自分の存在をクマに知らせるため、大きな音がする鈴を身につけたり、
ラジオを鳴らして携帯するようにして下さい。
4.山の中でクマの足跡や糞を見つけたら、その付近をクマが行動している証拠です。すぐに引き返してください。
もしもクマに出会ってしまったら
1.あわてない
遠くにいるだけなら心配はありません。
そっと立ち去りましょう。
2.騒がない
大声を出さない。石や棒きれを投げない。
このような行為はクマを興奮させるだけです。
3.そっと下がる
距離はお互いの興奮を鎮めることになります。
できるだけゆっくり離れてください。
4.走って逃げない
十分離れるまでは背中を見せて逃げるのは厳禁です。
クマは本能的に襲ってくることがあります。
家の近くにクマを引き寄せないために
1.家の周りには残飯を捨てないでください。
クマは、腐りかけた肉なども大好きです。
ゴミ等から出てくる悪臭はクマを呼び寄せることになります。
2.ハチの巣は取り除いてください。
クマはハチミツが大好物です。
ハチの巣はクマを呼び寄せるもとになりますので、取り除きましょう。
3.不要な柿や栗は取り除きましょう。
クマは、柿や栗の実を狙って人里に降りてきます。
収穫する予定のない柿や栗の実は早めに取り除きましょう。
必要な柿や栗の木には、幹にトタンを巻くと、クマが登れなくなります。
クマを目撃されましたら、下記にご連絡下さい。
集落や人家付近でクマを目撃した場合は、下記までご連絡下さい。
高野町役場
観光振興課 電話 0736-56-2780
富貴支所 電話 0736-53-2301
和歌山県警察橋本警察署
高野幹部交番所 電話 0736-56-2436
富貴警察官駐在所 電話 0736-53-2012
参考※和歌山県のツキノワグマ
和歌山県環境生活部環境政策局環境生活総務課 自然環境室へのリンク
https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/032000/032500/yasei/kuma.html